空き家・民泊の相談から開業までの流れ|初回に聞かれること・準備するもの
公開日
更新日
読了目安 約5分
執筆:アキヤド編集部
監修:石原 佑真
空き家や民泊の相談で、何を聞かれ、何を準備すればよいかを紹介します。無料ヒアリングから提案、契約、開業までの流れと期間の目安、各質問が相続登記(家の名義の書き換え)や民泊の条件にどうつながるかを解説します。
この記事のポイント
- 提案に納得できなければ、費用をかけずにやめられます。ご提案までは無料で、契約するのは、提案に納得したときだけです。
- 問い合わせは夜間でも送れて、2営業日以内に担当者から連絡が来ます。お問い合わせフォームは24時間受け付けています。
- 開業までの期間は、一例として約2〜3か月を見込みます。調査から運営開始の前までが7〜13週で、許可の申請や工事の待ち時間は別に見込みます。
- 初回の質問に答えておくと、民泊ができるかの見通しが早く立ちます。初回に聞く5つの質問は、営業許可や民泊の可否につながり、2024年4月から義務になった相続登記(家の名義の書き換え)にも関わります。
- 家の資料が手元にあれば、相談が早く進みます。写真、図面、固定資産税の通知書(毎年の税額が書かれた紙)、登記(家の名義の記録)の内容があると便利ですが、なくても相談できます。
相談から開業まで、どんな順番で進む?
提案に納得できなければ、費用をかけずにやめられます。お問い合わせ、無料ヒアリング、物件調査、ご提案、契約・改修・運営開始の順に進み、契約までに費用はかかりません。契約するのは、提案に納得したときだけです。
相談から開業までの流れ
- 01
無料相談
状況とご希望を伺う
- 02
現地調査・試算
売る・貸す・宿にする見込み
- 03
ご提案
具体的な条件をご提示
- 04
ご契約・準備
改修・届出や許可の準備・予約ページ
- 05
開業・運営
定期的にご報告
- お問い合わせ:フォームは24時間受け付けているので、夜間でも送れます。2営業日以内に担当者から連絡します。
- 無料ヒアリング:メールかオンラインで、現状と課題、目指したい姿を伺います。考えがまとまっていなくても構いません。
- 物件調査・診断(1〜2週間):現地と周辺の宿を調べ、宿にできるかを判断します。
- 事業計画・ご提案(2〜3週間):宿のコンセプトと収支の見通しを作り、プラン、条件、お見積りを具体的な数字で示します。
- ご契約・改修・運営開始(改修は1〜2か月):納得いただいた場合のみ契約し、改修、家具、予約の仕組みを整えて運営を始めます。運営開始後は定期的にご報告します。
開業までの期間は、一例として約2〜3か月を見込みます。3〜5つめの期間を足すと、調査を始めてから運営開始の前までが、7週から13週です。許可の申請や工事の待ち時間は、別に見込みます。
※ 内容や期間は、選ぶプランや物件の状況で変わります。
アキヤドができることの全体は、「アキヤドができること」で説明しています。
費用はいつからかかる?開業まで何か月かかる?
ご相談、現地調査、試算、ご提案までは無料です。費用が発生するのは、プランに納得いただき、契約をしてからです。プランごとの費用の考え方は、契約の前に必ずご説明します。
ご相談いただくと、売った場合の金額の目安、借り上げで家を残した場合の収入の見込み、自分で宿をはじめた場合の収支を、あわせてお出しします。
※ 見込みは物件の状態や条件で変わり、収益を保証するものではありません。
期間は、調査から運営開始の前までで7〜13週、約2〜3か月が一例です。許可の申請や工事の待ち時間は、これに加わります。
参考に、創業メンバーが下田で宿を開いたときは、準備に約7か月かかりました。保健所と消防署への事前相談は開業の2か月前に始め、申請から許可まで1〜2か月、Wi-Fi の工事は申し込みから2か月以上でした。待ち時間があることを、最初から日程に入れておくための材料です。
※ これは会社員が1人で進めた例で、アキヤドのプランの期間ではありません。
初回の相談で聞かれる5つは、なぜ聞かれる?
初回の質問に答えておくと、民泊ができるかの見通しが早く立ちます。聞くのは、売る・貸す・宿にするのどれが成り立つかを分ける情報だからです。5つの質問は、それぞれ制度や費用の判断につながります。
※ 2026年10月時点の観光庁「民泊制度ポータルサイト」と国土交通省「空き家対策に関する情報」の記載にもとづきます。
まだ決まっていないことが多くても、問題ありません。分かる範囲でお聞かせください。
準備しておくと話が早いものは?なくても相談できる?
家の資料が手元にあれば、相談が早く進みます。家の写真、図面、固定資産税の通知書、登記の内容の4つです。なくても相談できます。お問い合わせフォームには、写真や図面などを添付できます(PDF・画像・Word・Excelなど、合計10MBまでが目安です)。
図面がなければ、現地調査で確かめます。名義が分からないときは、登記の内容から確かめます。現地調査は、可能であれば立ち会いをお願いしています。難しい場合は、鍵の受け渡し方法をご相談ください。
物件の見極め方は、「その空き家は民泊に向いている?」、消防設備の判定は「民泊・小さな宿の消防設備ガイド」で説明しています。
まとめ:気軽に相談して、比べてから決める
空き家のことは、ひとりで抱えていると決めにくいものです。まずは状況をお聞かせいただき、選べる道と見込みを比べてから、ゆっくり決めていただければ大丈夫です。
初回に聞く5つの質問は、旅館業や民泊の可否、改修費、売る・貸す・宿にするの分かれ目、居住要件、相続登記の確認につながります。写真や図面、通知書がそろっていれば見込みが早く出ますが、なくても始められます。
提案までは無料で、どの段階でもお断りいただけます。相談の前にできる最初の一歩は、家の外観と水回りの写真を撮り、固定資産税の通知書を手元に出しておくことです。
よくある質問
Q書類がそろっていなくても相談できますか?
Aはい。まずは分かる範囲でお聞かせください。必要な書類は、進め方とあわせてご案内します。
Q現地調査には立ち会いが必要ですか?
A可能であれば立ち会いをお願いしています。難しい場合は、鍵の受け渡し方法をご相談ください。
Q相談から開業まで、どのくらいかかりますか?
A調査を始めてから運営開始の前までは、約2〜3か月が一例です。物件の状態やプランによって変わり、許可の申請や工事の待ち時間が加わります。創業メンバーが下田で開業したときは、準備に約7か月かかりました。
Q相談すると、必ず契約しなければいけませんか?
Aいいえ。ご提案までは無料で、どの段階でもお断りいただけます。
参考資料(4件)
※ 本記事の数値・制度は公開日時点で公表されている資料にもとづきます。最新の情報は各機関の発表をご確認ください。
この記事を書いた人
アキヤド編集部
合同会社RIVIA&CO.のメディア編集部。空き家の再生から宿泊施設の運営・開業支援、WEB集客・採用支援まで、自ら宿を運営する当事者の視点で、地域の価値を活かすための情報をお届けします。
この記事の監修者
石原 佑真合同会社RIVIA&CO. 代表社員
株式会社リクルートの新規事業開発室で事業の立ち上げを経験し、その後ベンチャー企業で新規事業の創出と組織の拡大を牽引。RIVIA&CO.を共同創業し、空き家の再生と宿の運営・開業支援に携わる。