この記事のポイント
趣味のロードバイクを活かし、自転車乗りが休める宿にしました。 物件は、商店街でシャッターを下ろしたままだった古い空き店舗を借りました。 日本政策金融公庫(国の金融機関。公庫)の面談では、需要の根拠を聞かれました。 周辺のサイクリングルートの利用状況と、無理のない修繕計画を示して納得してもらっています。 工夫は、室内の自転車置き場と、玄関の空気入れ・工具だけです。 月商は約40万〜45万円、公庫の返済(月約5万円)などを引いた純利益は月12万〜15万円です。
事例の概要(取材時期:2026年1月〜3月)
客層海岸線を走る
費用と収支は?総予算約400万円で、純利益は月12〜15万円
初期費用
自己資金100万円
合計(総予算)約400万円
月の収支
月商(1か月の
公庫の返済月約5万円
純利益月12万〜15万円
Gさんご夫婦は、なぜ空き店舗で宿を始めたのか?
海沿いの街で、シャッター通りの空き店舗に目をつけた理由
自己資金100万円+公庫融資300万円の「身の丈」バランス
どんな工夫で選ばれているのか?室内に自転車を置けることに絞った
- 全室に
「室内の 自転車置き場」を 作った - 玄関に、
空気入れと 簡単な 工具を置いた
毎月の収支と、街の人との距離感は?
空き店舗で宿を始める前に、確認したいポイントは?
解説:店舗だった建物を宿にするとき
店舗だった建物は、住まいと違って水回りが足りないことが多く、改装の費用と期間がふくらみやすくなります。この事例でも、水回りの新設と間取りの変更に 手間取りました。 元の用途と規模によって、用途変更(建物の使い道を変える手続き)など、必要な手続きが変わります。工事の前に、保健所・消防署・建築の窓口へ 相談してください。 借りた建物を改装する場合は、貸主の承諾と、賃貸借(借りる契約)の期間が融資の返済期間と合っているかを 確かめます。 公庫の面談では、需要の根拠を聞かれます。この事例では、客層(サイクリスト)を絞り、その客層が来ている根拠として、周辺のサイクリングルートの利用状況を 示しました。
始める前の確認リスト
狙う客層を1つに絞り、その客層が地域に来ている 根拠を示せるか その客層が「助かる」と思う設備を、具体的に 挙げられるか 水回りや間取りの工事費に、余裕を 持たせたか 店舗から宿にするときの手続きを、窓口に 確認したか 返済を引いても、自分たちの暮らしに 無理の ない計画か
この事例の取材について
この事例の取材について
取材時期:2026年1月〜3月。数字は取材時点のオーナー本人の 申告です。 掲載の許諾を得ており、お名前は匿名に しています。 数字は取材時点のものです。現在の数字とは異なる 場合があります 本記事は個人の事例であり、収益を保証するものではありません。制度や基準は変わるため、最新の情報は各窓口で ご確認ください。 純利益は、オーナーの申告にもとづく、売上から費用を引いた額です。オーナー自身の作業時間や所得税などを含むかは、取材では 確認していません。
よくある質問
Qシャッター通りの空き店舗でも、宿にできますか?
Qサイクリスト向けの宿には、どんな設備が必要ですか?
Q公庫の面談では、何を聞かれましたか?
参考資料(2件)
民泊オーナーへの取材(2026年1月〜3月)。数字はオーナー本人の 申告にもとづく 日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」(制度の例。オーナーが借りた商品名は取材では確認していません)

